スターターセット伝説を紐解いてみよう【第2回】
2017年11月15日 ポケモンカードゲーム スターターセット伝説を紐解いてみよう。前回はデッキの中身を紹介させていただきました。今回は、これまでに発売されている構築済みデッキの中から、トイザらスにおいてスターターセット伝説(SME)とセット販売されているスターターセット改造(SMC)と比較しながらSMEのことを見ていきたいと思います。
1.ポケモンについて
SMEおよびSMCいずれもポケモンの合計枚数は「18枚」となっています。内訳としては、SMEが「たねポケモン10枚、進化ポケモン8枚」なのに対し、SMCが「たねポケモン12枚、進化ポケモン6枚」となっているので、ポケモンの能力を度外視した場合、後者の方がたねポケモンを手札に加えられる可能性が高いと考えられます。
2.トレーナーズについて
SMEおよびSMCいずれもトレーナーズの合計枚数は「24枚」となっています。内訳としては、SMEが「グッズ13枚、サポート11枚」なのに対し、SMCが「グッズ12枚、サポート12枚」となっているので、「自分の番にサポートを使う」ことを前提とした場合、前者の方が少ない番の数で決着をつけることが求められそうです。また、グッズの中にポケモンを手札に加える効果を持ったボール系(ここでは「ハイパーボール」「ネストボール」を指す)の枚数が前者の方が多いので、(1.)とは逆にグッズを使ってポケモンを手札に加える(もしくはベンチに出す)点においては前者の方に分がありそうです。
3.エネルギーについて
SMEおよびSMCいずれもエネルギーの合計枚数は「18枚」となっています。内訳としては、SMEが「基本超エネルギー16枚、ダブル無色エネルギー2枚」なのに対し、SMCが「基本草エネルギー9枚、基本雷エネルギー9枚」となっているので、エネルギーの個数という観点で見れば前者の方が2個多いと考えることができます。
4.もう少し踏み込んだ解釈
前者は戦略として「ソルガレオGX」と「ルナアーラGX」をバトル場に、後者は「カプ・ブルルGX」2枚をバトル場に出して戦うことが望ましいため、「サイド7(※)」の考え方に基づき「相手がサイドを5枚取ったタイミングでGXポケモンを出す」ことを念頭に置いた場合、それ以外にバトル場に出せる非GXのポケモンは「3枚」となり、対戦開始から終了までに場に置くことのできるポケモンは「10枚」となります(場に出せるポケモンは6匹+相手がサイドを5枚取った時点で場からトラッシュにいったポケモンは4匹)。そのため、この枚数を超えて手札に来るたねポケモンは場に出せる可能性が低く、そのことからSMCはたねポケモンが少し多いかもしれません。
また、ワザに必要なエネルギーの観点から前者は「ソルガレオGX」「ルナアーラGX」の順番で出すことが理想と考えられる一方で、後者は2枚ある「カプ・ブルルGX」のどちらが先にバトル場に出ても構わないため、SMEのほうが「デッキのコンセプトを達成する」という観点においていくらかシビアかもしれません。
そして、それぞれのデッキのポケモンが与えるダメージから、前者は「1進化~2進化」のポケモンGXを、後者は「たね~1進化」のポケモンGXとの戦いを想定したデッキであると考えてもいいかもしれませんね。
※サイド7についてはこちらから
http://noblescarlet.diarynote.jp/201607062109234159/
次回に続く
1.ポケモンについて
SMEおよびSMCいずれもポケモンの合計枚数は「18枚」となっています。内訳としては、SMEが「たねポケモン10枚、進化ポケモン8枚」なのに対し、SMCが「たねポケモン12枚、進化ポケモン6枚」となっているので、ポケモンの能力を度外視した場合、後者の方がたねポケモンを手札に加えられる可能性が高いと考えられます。
2.トレーナーズについて
SMEおよびSMCいずれもトレーナーズの合計枚数は「24枚」となっています。内訳としては、SMEが「グッズ13枚、サポート11枚」なのに対し、SMCが「グッズ12枚、サポート12枚」となっているので、「自分の番にサポートを使う」ことを前提とした場合、前者の方が少ない番の数で決着をつけることが求められそうです。また、グッズの中にポケモンを手札に加える効果を持ったボール系(ここでは「ハイパーボール」「ネストボール」を指す)の枚数が前者の方が多いので、(1.)とは逆にグッズを使ってポケモンを手札に加える(もしくはベンチに出す)点においては前者の方に分がありそうです。
3.エネルギーについて
SMEおよびSMCいずれもエネルギーの合計枚数は「18枚」となっています。内訳としては、SMEが「基本超エネルギー16枚、ダブル無色エネルギー2枚」なのに対し、SMCが「基本草エネルギー9枚、基本雷エネルギー9枚」となっているので、エネルギーの個数という観点で見れば前者の方が2個多いと考えることができます。
4.もう少し踏み込んだ解釈
前者は戦略として「ソルガレオGX」と「ルナアーラGX」をバトル場に、後者は「カプ・ブルルGX」2枚をバトル場に出して戦うことが望ましいため、「サイド7(※)」の考え方に基づき「相手がサイドを5枚取ったタイミングでGXポケモンを出す」ことを念頭に置いた場合、それ以外にバトル場に出せる非GXのポケモンは「3枚」となり、対戦開始から終了までに場に置くことのできるポケモンは「10枚」となります(場に出せるポケモンは6匹+相手がサイドを5枚取った時点で場からトラッシュにいったポケモンは4匹)。そのため、この枚数を超えて手札に来るたねポケモンは場に出せる可能性が低く、そのことからSMCはたねポケモンが少し多いかもしれません。
また、ワザに必要なエネルギーの観点から前者は「ソルガレオGX」「ルナアーラGX」の順番で出すことが理想と考えられる一方で、後者は2枚ある「カプ・ブルルGX」のどちらが先にバトル場に出ても構わないため、SMEのほうが「デッキのコンセプトを達成する」という観点においていくらかシビアかもしれません。
そして、それぞれのデッキのポケモンが与えるダメージから、前者は「1進化~2進化」のポケモンGXを、後者は「たね~1進化」のポケモンGXとの戦いを想定したデッキであると考えてもいいかもしれませんね。
※サイド7についてはこちらから
http://noblescarlet.diarynote.jp/201607062109234159/
次回に続く
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