前回で帝王の基本情報と私の抱いた第一印象を書きました。
※前回の記事はこちらから
http://noblescarlet.diarynote.jp/201708042126115799/

 今回は帝王と似通ったポジションになるであろう「炎タイプのたねポケモンEXおよびGX」と帝王を比較し、帝王の特徴を考えていきたいと思います。

3.他のポケモンとの比較
 似通ったポジションになると思われるポケモンとしては、「ボルケニオンEX(XY)」と「バクガメスGX」が考えられます。実際にはまだ「炎タイプのたねポケモンEXおよびGX」はいるのですが、公式HPでのデッキ紹介や他の方がここに紹介されているデッキレシピの状況から、この2匹に絞りました。

①ボルケニオンEX
 まず、「ボルケニオンEX」との比較については、「タイプ」「特性」が目立つと考えられます。「ボルケニオンEX」は炎と水の2タイプを持っており、弱点をより多く突くことができる、もっと使い方を限定して言えば「同じ傾向のデッキとの対戦(いわゆる”ミラーマッチ”)で高いダメージを出すことができる」といえます。そして、ベンチでもバトル場でも使える特性で自身や別のポケモンを強化することができるため、復帰しやすいたねポケモンとはいえアタッカーに起用するときぜつさせられた時の被害が大きくなる傾向にあります。こういったことから、「ボルケニオンEX」は「特性によるアシスト」「ミラーマッチでのアタッカー」といったことができるため、ベンチでどっしり構えることができます。一方で、帝王はベンチでできることはなく、「ボルケニオンEX」と異なりリスクなしのワザ構成であることから、バトル場で輝くポケモンといえるでしょう。

②バクガメスGX
 次に、「バクガメスGX」との比較については、「瞬間火力」「ワザの効果によるプレッシャー」が目立つと考えられます。「バクガメスGX」は帝王と同じくワザを3つもち、基本的にはバトル場で闘うという点においては帝王により近いポジションのポケモンといえそうです(登場順的には帝王がバクガメスGXと役割がかぶるといわれそうですが…)。通常ワザ(GXワザ以外のワザという意)の最大ダメージにおいては、帝王が120(ほのおのキバのダメージが100+やけどのダメカン2個)なのに対し、「バクガメスGX」は160なので、それに伴い一回のワザできぜつさせられる可能性に開きがあります。そして「バクガメスGX」はワザ「トラップシェル」によるカウンター効果や「ニトロタンクGX」によるエネルギー加速効果という「効果によって相手プレイヤーにプレッシャーをかけていく」という闘い方ができる一方で、帝王は良くも悪くも「ワザによるダメージを積み上げていって相手を追い詰める」というシンプルな戦法をとることになるので、勝利に必要なダメージを無駄なく与えていくプレイングが「バクガメスGX」以上に求められると考えられます。

 こうした比較から考えられることは、帝王は「バトル場に立って、きっちりダメージを与えられる見通しを立てながら闘っていく」という立ち回りがベストかと思います。あとは、「ボルケニオンEX」や「バクガメスGX」はメインのワザを使った後のケアに手数を割かなけらばならない一方で帝王はその心配がないので、+αの搦め手なども考慮できるかもしれませんね。

次回に続く

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