例の集会で百人一首をやっている子たちがいました。
 どうやら同い年の女の子と男の子がやっているらしく、女の子は時折上の句で取る一方、男の子はひたすら下の句を聞いてから札を取っていました。

 結果としては僅差で男の子の勝利でした。女の子は大げさにはしていないものの悔しそうで、男の子は男の子で感情を顔に出す様子はありませんでした。

 好奇心に負けて、男の子の方に「百人一首はやったことあったの?何か勝つためのコツとかはあるの?」的なことを聞いてみました。
 すると返ってきたのは「百人一首は初めてやった。コツとかは知らないけれど、札から目を離さないようにして、下の句を聞いてからなるべく速く札を一枚一枚見ていった。」というものでした。
 どうやら、この男の子は「上の句を覚える」という百人一首でより勝ちやすくなるテクニックを備えた女の子に対して、集中力と反射神経という”地力”に支えられた正攻法で勝負していたようです。
 今回の集会は自分の住んでいる自治体とその周辺の自治体との集まりで、その男の子は周辺の自治体の子だったのでよくこの記事で出てくる子たちほど会える機会は多くないでしょうが、漠然と「この子がポケモンカードに限らず、何かしらの競技に打ち込んだら恐ろしい存在になりそうだなぁ(;´Д`)」と、小手先万歳の大人は思ったのでした(笑)

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