ロイヤルマスク争奪戦を終えて【後編】
2017年7月18日 ポケモンカードゲーム コメント (2) 初めに言っておきますが(前回言えよ…)、私はこの大会に参加して「概ね楽しかった」と感じています。書き方の性分でそのことを上手く伝えられないのが悔しいので、せめてその気持ちだけは書いておこうと思います。
前回に引き続き、ロイヤルマスク争奪戦に参加して感じたことを書いていきます。
前回は自身の結果を中心に書いたので、今回は大会全体(とはいえ予選までですが…)を通して感じたことを中心に書いていこうと思います。
また、感じたことについて書くにあたって、この大会に対する自分の立ち位置は「カジュアル勢の方を優しく迎え入れ、その方たちが『面白かった、楽しかった』といった気持ちで大会を終われるように、ポケモンカードプレイヤーの懐の深さを見せていこうぜ(笑)」というものでした。こう書くと「お~いKureha、初めから負けるつもりなのかよ~」なんて言われそうですが、私は負けても楽しい試合はあると思いますし、勝っても面白みのない試合はあると思っているので、「優しく迎え入れる=勝負に手心を加える」ではないことを付け加えておきます。
ちなみに、この立ち位置の背景には、公式がシールド戦の特徴として挙げている「シールド戦では、(中略)初心者から上級者までが同じ条件で楽しみやすい遊びかたになっています。」という点に基づいて、この大会に対する公式の意図を「どちらかといえば初心者さんや復帰勢さんをはじめとした、いわゆる“カジュアル勢(ライト層)”の方を主眼に置いた大会にし、フォーマル勢(ベテラン勢)の方にとっては少しだけ肩の力を抜いて楽しめる大会にしたい」と捉えたということがあります。その結果が、運に左右されやすい【シールド戦】と、コレクションとしては価値があるもののカードの能力としては「そこまで強力ではなく、通常イラストのものであれば比較的容易に入手できる」というポジションの【ロイヤルマスク】を結びつけたのではないかと思っています。
1.参加に当たって
自分の無知が招いたものなので落ち度は自分にあるのですが、お店によっては事前に予約が必要なケースがあるそうなので、どうしても参加したい方はそういったところは気にしておく方が無難かと思います。
また、この「事前予約制」に関しては、店舗の負担(参加人数の把握など)を軽減する点についてはいいと思いますが、カジュアル勢にとってはお世辞にも参加しやすいシステムではなかったように思います。
2.大会開始後(準備編)
きっとお店によって差異はあると思いますが、少なくとも私の参加した大会では「座席の指定→パック・カードリスト記入シート・シールド戦用デッキ構築ガイドの配布→開封とリスト記入・及び対面の方と相互にリストチェック→基本エネルギー配布→デッキ構築」が一連の流れでした。
ここに関しては、不正の防止のためにも省略していいところはなかったように思いますが、割と店員さんのアナウンスが後手後手なってしまっていたことから、大会の流れを書いた用紙が配られていればお店側にとっても参加側にとっても円滑に進められたのではないかと思います。また、シールド戦用デッキ構築ガイドを広げるスペースがなかった(周りの方にお願いすれば不可能ではなかったでしょうが、カジュアル勢にそれが可能とは思えません)ので、公式の折角の頑張りの恩恵が参加者さんは得られないというモッタイナイ事態になっていました。
3.大会開始後(バトルスタート)
発売して日の浅いカードでの対戦であったため、互いにカードの効果を間違えるシーンが多かったように感じました。ここに関しては、巻き戻しを許容するわけではなく、なんとか語彙力とコミュニケーション能力を最大限発揮して「巻き戻しはできないんだYO」ということをふんわりと優しく、しかしきっちりと厳しく(矛盾しているなぁ~)伝えてあげればいいと思います。
対戦になってしまえば、ある意味カジュアル勢の方もそこまで思い悩むことはないと思いますが、それでも細かなルール(特に各カードに依存するようなルール)については「どないしよう…」と思うことはあるはずなので、それに対してフォーマル勢の方は積極的に「困った困った」を先回りして助言しないまでも、「何かお困りですか?」くらいは言ってみてもいいかもしれませんね。少なくともフォーマル勢の方がカジュアル勢の相手を困惑させるようなプレイング(無言、処理の省略、威嚇etc…)が繰り広げられる大会ではあってほしくないと思います。
また、これもやむを得ない事情なのですが、大会開始から終了まではそれなりに時間が掛かる(私の参加した大会では最後までいた場合、約5時間かかった層そうです)ので、カジュアル勢の方にとっては少し疲れてしまうような大会になってしまっていたかなぁと感じました。これに関しては、時間短縮は難しいので、せめて公式またはお店でのアナウンスで大会の開始から終了までに掛かる概ねの時間を伝えていただければ、参加者もその付き添いの方(もしくはお子さんを連れてきてお店を一時的に出ていく親御さん)も大会に関する見通しがつけやすかったのではないかと思います。
4.もう少し主観寄りの話(愚痴っぽいので閲覧注意)
最初にも書きましたが、私は「初心者大歓迎」の立ち位置で臨んでいたので、大会の途中で「この対戦で引き分けてもトーナメント出場はできるので、ID(合意の上の引き分け)にしませんか?」と言われた際には、正直「この方は何を言っているのだろう?」という気持ちになりました。チャンピオンシップでのワンシーンなら理解できなくもないのですが、もしカジュアル勢の方がこんなことを言われたらと考えると、いい気持ちにはなりませんでした。もちろん、どんな心構えで臨もうが個人の自由なのですが、私の立ち位置上、この件は看過できない事態でした(実際はお店の方から「IDは禁止です」とアナウンスがあったので行われはしませんでしたが)。加えて言うと…(ひみつにて)。
後は、大会を傍から見ていた友人から聞いた話なのですが、「雰囲気が怖い」「フォーマル勢の、グループで周囲を無視して盛り上がる様子や、対戦中に相手無視で一人で勝手に盛り上がる様は“引く”」「IDについて提案している人に対しては『この人たちは対戦したくないのか?』」といった旨のことを言われて、「これがカジュアル勢の正直な意見なんだなぁ(もちろん人によるとは思いますが…)」と、耳が痛くなるも「少なくとも、カジュアル勢の方が『引く』のは避けなければならないなぁ」と思わず襟を正して聞き入りました。
閑話休題、思ったコトを文字に起こすと自分でも引く(笑)くらいの分量になってしまい、読んでくださる方の負担増になってはいないかと不安になります。何とかうまい言い回しを身に付けてもう少しコンパクトでインパクトのある文章にできればと思いますが、さて…
前回に引き続き、ロイヤルマスク争奪戦に参加して感じたことを書いていきます。
前回は自身の結果を中心に書いたので、今回は大会全体(とはいえ予選までですが…)を通して感じたことを中心に書いていこうと思います。
また、感じたことについて書くにあたって、この大会に対する自分の立ち位置は「カジュアル勢の方を優しく迎え入れ、その方たちが『面白かった、楽しかった』といった気持ちで大会を終われるように、ポケモンカードプレイヤーの懐の深さを見せていこうぜ(笑)」というものでした。こう書くと「お~いKureha、初めから負けるつもりなのかよ~」なんて言われそうですが、私は負けても楽しい試合はあると思いますし、勝っても面白みのない試合はあると思っているので、「優しく迎え入れる=勝負に手心を加える」ではないことを付け加えておきます。
ちなみに、この立ち位置の背景には、公式がシールド戦の特徴として挙げている「シールド戦では、(中略)初心者から上級者までが同じ条件で楽しみやすい遊びかたになっています。」という点に基づいて、この大会に対する公式の意図を「どちらかといえば初心者さんや復帰勢さんをはじめとした、いわゆる“カジュアル勢(ライト層)”の方を主眼に置いた大会にし、フォーマル勢(ベテラン勢)の方にとっては少しだけ肩の力を抜いて楽しめる大会にしたい」と捉えたということがあります。その結果が、運に左右されやすい【シールド戦】と、コレクションとしては価値があるもののカードの能力としては「そこまで強力ではなく、通常イラストのものであれば比較的容易に入手できる」というポジションの【ロイヤルマスク】を結びつけたのではないかと思っています。
1.参加に当たって
自分の無知が招いたものなので落ち度は自分にあるのですが、お店によっては事前に予約が必要なケースがあるそうなので、どうしても参加したい方はそういったところは気にしておく方が無難かと思います。
また、この「事前予約制」に関しては、店舗の負担(参加人数の把握など)を軽減する点についてはいいと思いますが、カジュアル勢にとってはお世辞にも参加しやすいシステムではなかったように思います。
2.大会開始後(準備編)
きっとお店によって差異はあると思いますが、少なくとも私の参加した大会では「座席の指定→パック・カードリスト記入シート・シールド戦用デッキ構築ガイドの配布→開封とリスト記入・及び対面の方と相互にリストチェック→基本エネルギー配布→デッキ構築」が一連の流れでした。
ここに関しては、不正の防止のためにも省略していいところはなかったように思いますが、割と店員さんのアナウンスが後手後手なってしまっていたことから、大会の流れを書いた用紙が配られていればお店側にとっても参加側にとっても円滑に進められたのではないかと思います。また、シールド戦用デッキ構築ガイドを広げるスペースがなかった(周りの方にお願いすれば不可能ではなかったでしょうが、カジュアル勢にそれが可能とは思えません)ので、公式の折角の頑張りの恩恵が参加者さんは得られないというモッタイナイ事態になっていました。
3.大会開始後(バトルスタート)
発売して日の浅いカードでの対戦であったため、互いにカードの効果を間違えるシーンが多かったように感じました。ここに関しては、巻き戻しを許容するわけではなく、なんとか語彙力とコミュニケーション能力を最大限発揮して「巻き戻しはできないんだYO」ということをふんわりと優しく、しかしきっちりと厳しく(矛盾しているなぁ~)伝えてあげればいいと思います。
対戦になってしまえば、ある意味カジュアル勢の方もそこまで思い悩むことはないと思いますが、それでも細かなルール(特に各カードに依存するようなルール)については「どないしよう…」と思うことはあるはずなので、それに対してフォーマル勢の方は積極的に「困った困った」を先回りして助言しないまでも、「何かお困りですか?」くらいは言ってみてもいいかもしれませんね。少なくともフォーマル勢の方がカジュアル勢の相手を困惑させるようなプレイング(無言、処理の省略、威嚇etc…)が繰り広げられる大会ではあってほしくないと思います。
また、これもやむを得ない事情なのですが、大会開始から終了まではそれなりに時間が掛かる(私の参加した大会では最後までいた場合、約5時間かかった層そうです)ので、カジュアル勢の方にとっては少し疲れてしまうような大会になってしまっていたかなぁと感じました。これに関しては、時間短縮は難しいので、せめて公式またはお店でのアナウンスで大会の開始から終了までに掛かる概ねの時間を伝えていただければ、参加者もその付き添いの方(もしくはお子さんを連れてきてお店を一時的に出ていく親御さん)も大会に関する見通しがつけやすかったのではないかと思います。
4.もう少し主観寄りの話(愚痴っぽいので閲覧注意)
最初にも書きましたが、私は「初心者大歓迎」の立ち位置で臨んでいたので、大会の途中で「この対戦で引き分けてもトーナメント出場はできるので、ID(合意の上の引き分け)にしませんか?」と言われた際には、正直「この方は何を言っているのだろう?」という気持ちになりました。チャンピオンシップでのワンシーンなら理解できなくもないのですが、もしカジュアル勢の方がこんなことを言われたらと考えると、いい気持ちにはなりませんでした。もちろん、どんな心構えで臨もうが個人の自由なのですが、私の立ち位置上、この件は看過できない事態でした(実際はお店の方から「IDは禁止です」とアナウンスがあったので行われはしませんでしたが)。加えて言うと…(ひみつにて)。
後は、大会を傍から見ていた友人から聞いた話なのですが、「雰囲気が怖い」「フォーマル勢の、グループで周囲を無視して盛り上がる様子や、対戦中に相手無視で一人で勝手に盛り上がる様は“引く”」「IDについて提案している人に対しては『この人たちは対戦したくないのか?』」といった旨のことを言われて、「これがカジュアル勢の正直な意見なんだなぁ(もちろん人によるとは思いますが…)」と、耳が痛くなるも「少なくとも、カジュアル勢の方が『引く』のは避けなければならないなぁ」と思わず襟を正して聞き入りました。
閑話休題、思ったコトを文字に起こすと自分でも引く(笑)くらいの分量になってしまい、読んでくださる方の負担増になってはいないかと不安になります。何とかうまい言い回しを身に付けてもう少しコンパクトでインパクトのある文章にできればと思いますが、さて…
コメント
あまり苦にされないと良いのですが。
ある程度の参加費が必要な事から、どちらにせよカジュアル勢には敷居高い感じですね。実際カジュアルな方は参加されているようでしたか?
仰る通り、あまり苦にしないのが得策でしょうね。
カジュアルな方については、私が思ったような方は見られなかったように感じましたが、ポケモン一筋以外の方もいらっしゃったように思います。