前回までで、サン&ムーンのみのカードで構築したデッキで1回の番に引くことのできる枚数については、一応「約4枚」という結論が出たので、今回はそれに伴ってデッキ構築やプレイングに求められることについて考えていきたいと思います。

前回の記事はこちら
http://noblescarlet.diarynote.jp/201703101835429791/

1.1回の対戦にかかる時間、そして与えられる自分の番の数
 これについては、現行の主流のレギュレーション(スタンダードレギュレーション)がSMとXY混合なので判断材料に乏しいのですが、ポケモンカードのプレイヤーの中心にあると考えられる子どもの集中力の持続時間(私的には30分以上は厳しいと考えています)を考えると今の時間を超えることはあまり望ましくないことから、大きな変更はないと思います。これに伴って、1回の対戦で与えられる自分の番の数にも変化は起こりにくいと考えられるので、1回の対戦にかかる時間は「約30分」、そして与えられる自分の番の数は「7~8回」と考えていいといえそうです。

現行における1回の対戦にかかる時間、そして与えられる自分の番の数についての考察はこちらからどうぞ
http://noblescarlet.diarynote.jp/201701182212447010/

2.デッキに入れるエネルギーの枚数、サポートの枚数
 エネルギーおよびサポートの枚数についてですが、現行では少なくとも「9枚」くらい入れれば必要な行動がとれると考えていますが、これは「8回の自分の番の間に山札をすべて引ききる」という考えに基づいているものなので、これを達成することが難しいサン&ムーンのみ構築では通用しません。
※なぜサン&ムーンでは山札を引ききれないのか?
①1回の自分の番に引ける枚数は「約4枚」
②1回の対戦で自分に与えられる番の数は「約8回」
③対戦開始時の山札は「47枚(デッキ60枚-最初の手札7枚-サイド6枚=47枚)」
④(①~③)の数を考慮すると、47-4×8=15となり、15枚のカードを引ききれないまま対戦が終わる可能性がある。


少なくとも「9枚」の理由についてはこちらからどうぞ
http://noblescarlet.diarynote.jp/201701262211342625/
http://noblescarlet.diarynote.jp/201702072245371465/

 こういったことから、エネルギーとサポートを1回の自分の番に少なくとも1枚ずつは手札に加えようとすると、「4枚に1枚は手札にくるような枚数」が理想となり、「15枚」は必要と考えられます。
 しかし、1回の対戦で自分に与えられる番の数は「約8回」であることを考えると、必要枚数の2倍近くのカードをデッキに入れることとなり、極端なことを言えば、「無駄になるかもしれないカード」をたくさん入れてしまうことになるのです。

3.デッキ構築やプレイングに求められること
 (2.)において「(エネルギー・サポートの)1回の対戦に必要な枚数と、手札に確実(あくまで確率なので”確実”という表現には語弊がありますが…)に加えるために必要な枚数がかけ離れている」ことが分かり、このことを踏まえると次のようなことがいえそうです。
 それは、「必要なタイミングで必要なカードを手札に加える構築やプレイングが要求される」ということです。要は「自分の山札にある○○(必要なカード)を手札に加える。」といった効果を持つカードを使いこなすことが重要ということになります。これにより、上記の”かけ離れ”を縮めることができるかもしれません。
 今のところ(SM1~SM1+)、山札からエネルギーを手札に加える、もしくは直接ポケモンにつける効果を持ったトレーナーズ・特性は、「オドリドリ(SM1+)」「クワガノン(SM1-Mなど)」があり(いずれも特性)、一方でサポートを手札に加える効果を持ったトレーナーズ・特性はありませんが、いずれにしてもこれらをみたす効果を持ったカードは今後重要な役割をもってくると考えられそうです。

 まだサン&ムーンのカードが出て間もない状態なので、アレコレ考えるのは拙速かもしれませんが、少なくとも”今”を楽しむうえでは必要な考え方と思います。

 閑話休題、こうして日記をほぼ毎日つけるようになり、ネタを探そうとしてか、日々の出来事に対してそれらをキャッチするアンテナの感度が上がった気がします。その甲斐あって、枯れ木の枝いっぱいについた滴を見つけたとき「なんだか小さな白い花のつぼみみたいに見えるなぁ」なんて気持ちを抱けるようになりました。

…ええ、突然こんなこと言うと、ちょっと”変な人”ですね~(笑)

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