今回は、前回までに書いたことを踏まえての疑問をナゲツケサルの回です。

 これまでの「公開情報と非公開情報と、そして…」については、こちらから
 (前編)http://noblescarlet.diarynote.jp/201703012059454304/
 (中編)http://noblescarlet.diarynote.jp/201703022056129121/
 (後編)http://noblescarlet.diarynote.jp/201703032059592075/

EX1.で、悩み事
 前回までに書いたものの中で、不慣れな方もそうでない方も困惑するケースがあると考えているのが「不可視情報」です。なにせ”見えない”情報なので、記憶だけが頼りの非常に揉めやすいトコロだと思うからです。
 そこで、この「不可視情報」に関する疑問をつらつら書いていきます。

EX2.いくつかのケースに対する考え方と疑問
①ケース1:一応自己解決しているコト 
 例えば、「手札からグッズを出して使えない」という効果がかかっている相手プレイヤーが手札からグッズを出して使おうとしたときに「グッズ使えませんよ」と指摘するのは、自分の利益を守ることと相手にルールを守らせることが一致するのでOKだと思っています。
 また、「ワザの効果を受けない」という効果がかかっているポケモンに対して相手がポケモンのワザの使用を宣言して何らかの効果を与えようとしたときに、「効果を受けません」と伝えて処理するのは、これも自分の利益を守ることと相手にルールを守らせることが一致するのでOKだと思っています。ですが、これによって相手が要求した(ワザの使用の)巻き戻しを認めることや、ワザの宣言をする前に「効果を受けませんがよろしいですか」と確認をとることはする必要がないと思っています(もちろん、身内同士で家でやっている場合や、ティーチング的な対戦をしている際にはこの通りではありませんが)。
②ケース2:モヤモヤしているコト
 そして、これが”なやみのタネ”なのですが、「自分がトゲデマル(SMAなど)のワザ【まるくなる】を使ってコインの結果がオモテで相手に番を回したときに、相手の番の中で『先ほど、【まるくなる】を使いコインがオモテでしたか?』という旨の確認があったときに正確に答える必要があるかどうか」と、「相手の番に相手がジュナイパーGXの特性【フェザーアロー】を使った後に、それを使った相手の番の中で相手から『この番、【フェザーアロー】を使いましたか?』という旨の確認があったときに正確に答える必要があるかどうか」というものです。
 私としては、「自分がやったことは自分で責任を持つ」および「相手がやったことは相手が責任を持つ」という観点から、前者は「必要がある」と思っていますが、後者については「場合による」と思っています。後者をこう考える理由は、ここに正確さを求めてしまうと「相手の面倒まで見なくてはならない(上手い表現が見つかりません)」事態が生じる可能性を危惧しているからです。嘘をついていいとまでは言いませんが、相手が相手の番にしたことについて確認してきた際には、自分に著しい利害が生じることについてはきっちり覚えて返事すればいいですが、相手の利益を損なうことや害が生じることについては”ほどほど”に覚えて返事すればいいと思っています。

 「可視情報」に対する処理に慣れてくれば、それにあまり注意力を割かなくてもいいので、その分「不可視情報」に注意を向けることができますが、不慣れな場合は注意力の配分が厳しくなり、そのことがプレイングミス(そして負け)につながる恐れがあるので、それが嫌でポケモンカードから遠ざかる人を減らすために、何かうまい手があればいいなぁと思っています。

コメント

ノルファー
2017年3月4日22:46

初めましてですが意見をさせていただきます
ケース①
「効果を受けませんがいいですか?」これはいらないと思います。
相手が技を宣言すれば「無効です」とターンを終了すればいいからです。
(技が打てる状態で宣言した以上巻き戻しは不可です)

ケース②
トゲデマルの技「まるくなる」は公開情報です。
相手に聞かずに勘違いし技をつかったならそれは巻き戻し不可のターン終了となりますが聞かれた場合は正直に答えなければいけないと思います
また、特性「フェザーアロー」についても(それ以外もですが)お互いが←ここ大事
使用、不使用を認識する必要があると思います。
例えばですが、このターンエネつけましたか?フェザーアロー使いましたか?と聞かれて
「わかりません」と答えたら
2回エネを張られたり、」特性を2回使われたりもしかねません。
相手が聞かずにそれらの行為をした場合はジャッジ物ですが
聞かれた場合は答えないのは答えざるを得ないと思います。
面倒だとはおもいますが^^;


Kureha
2017年3月5日15:54

ノルファーさん、コメントありがとうございます。
ケース①については、突き詰めれば私も同意見です。
ケース②については、「~使用、不使用を認識する必要」は感じますし、それに伴い答えない道理はないのですが…。スイマセン、腹に持っている思いを上手く伝えられないようですm(__)m

あと1つ、「トゲデマルの技『まるくなる』は公開情報です」というコメントに関しては、ワザの効果については場やトラッシュにある限りはお互いが見ることができるので(私が定義する限りの)公開情報と考えられますが、もし「ワザの効果がはたらいている状態」を「公開情報です」とされているのであれば、公式のルールに「公開情報」という文言がないことや私の定義からも外れるため、同意しかねます(なんだか偉そうでスイマセン…)。

りらお
2017年3月5日23:30

デッキ構築(戦略)シリーズ、執筆おつかれさまでした。
自分は不慣れなせいもあり、”不可視情報”の処理がまだまだ全然ダメで、頷きながら読ませていただきました。
最近、ささやかな解決策として、
・自分の番、エネルギーを張るとき、そのエネルギーだけわざと”雑”に張る
・自分の番、サポートを使うとき、トラッシュにぴったり重ねずにわざと少しずらして、カード名が見えるように置く
などといったことをするようになりました。
Kurehaさんが書いていらっしゃるように、”何かうまい手”があれば、どんどん取り入れていきたいと思っています。

Kureha
2017年3月6日21:56

りらおさん、コメントありがとうございます。
エネルギーに関しては、その番につけたエネルギーを横向きにされている方もいらっしゃいますね。

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