前回の記事を書いていて、やはり「進化ポケモン」について全く書かないのは落ち着かなかったので、何とか形にしていこうと思います。
 ちなみに、進化ポケモンについて書くことを躊躇していたのは、単に私が「進化ポケモン」を扱うのが不得手であることに起因しています。

1.進化ポケモンとは
 「進化ポケモン」とは、かなりざっくりした説明をすると、「ポケモンの上に重ねることで場に出すことのできるポケモン」です。例えば、基本的に「1進化ポケモン」の「フクスロー」は、「たねポケモン」の「モクロー」の上に重ねることで場に出すことができ、「2進化ポケモン」の「ジュナイパー(GX)」は、「1進化ポケモン」の「フクスロー」の上に重ねることで場に出すことができます。どのポケモンがどのポケモンから進化するかについては、進化後のカードに書かれているので、それを参考にしてください。
 また、「進化ポケモン」の種類については、サン&ムーンには「1進化ポケモン」「2進化ポケモン」の2種類があり(2017/2/8現在)、XYにはさらに「M(メガ)進化」「ゲンシカイキ」「BREAK進化」の3種類が存在します。

2.進化ポケモンの強み
 進化ポケモンは、基本的に進化前のポケモンと比べてHPやワザの性能が向上します。加えて強力な特性を有する傾向にあり、その特性がデッキの最たる特徴となるケースもあります。
 特に、高いダメージを少ないエネルギーで使ったり、エネルギーをつける特性を使うことで、効率よくエネルギーを運用できる点が、進化ポケモンの強みであるといえます。

3.進化ポケモンの弱み
 進化ポケモンには、

 「場に出たばかりのポケモンや、進化したばかりのポケモンは、その番には進化できない。」
 「おたがい、自分のいちばん最初の番は、進化できない。」

 というルールがあり、これによって進化ポケモンは、たねポケモンに比べて場に出るまでにかかる時間が長くなる傾向があります。
 また、進化ポケモンを使うためには、その進化前のカードもデッキに入れる必要があるため、デッキ内におけるポケモンに割くスペースを多く要求することになります。
 そして、進化前のポケモンが場に出ない限りは進化させることができないので、計画的に準備しないと、そもそも場にすら出せないという事態が起こってしまいます。

3.進化ポケモンの採用枚数
 進化ポケモンを何種類デッキに入れるかは、そのデッキの作り手によって異なるので、あまり言及はできませんが、進化ポケモンとその進化前のポケモンの枚数については、公開されているデッキレシピを見る限り、基本的に「進化前のポケモンの枚数=進化ポケモン」または、「進化前のポケモン>進化ポケモン」となっています。
 これは、進化ポケモンは、基本的に、進化前のポケモンが場に出ていなければ場に出せないため、進化前のポケモンより進化ポケモンを多く採用しても、場に出しきれないからだと考えられます。
 ただし、複数種類の進化ポケモンが同じ進化前のポケモンを要求している場合(例:「エーフィGX」と「ブラッキーGX」は、同じ「イーブイ」から進化する)は、進化ポケモンの枚数が進化前のポケモンより多くなるケースもありますが、いずれにしても、進化前のポケモンの枚数を超えて進化ポケモンを場に出すことはできないので、そういったデッキを使う際には、進化前のポケモンの運用に注意が必要です。

4.結論
 進化ポケモンについては、
 
 ①進化前に比べて、より大きいダメージに耐えることができる。
 ②特性やワザの性能により、効率的にエネルギーを運用することができる。
 ③デッキを作る際に、ポケモンの枚数がデッキのスペースを多く要求する。
 ④進化させるための計画(ポケモンの出し方や費やす番など)が必要となる。
 ⑤進化前のポケモンの枚数を超えて採用しても、場に出せない可能性が高い。

 といったことがいえるでしょう。

5.番外編
 今のところ(2017/2/8現在)、サン&ムーンにはいませんが、ポケモンには「たねポケモン」でも「進化ポケモン」でもない「復元ポケモン」という種類が存在します。
 復元ポケモンは、それぞれに対応した「化石」と名の付くカードの効果によってしか場に出せない(例:「オムナイト(ポケモン)」は「かいの化石 オムナイト(トレーナーズ)」の効果で場に出すことができる)こと以外は、「たねポケモン」や「進化ポケモン」と大きくは変わりませんが、カードのテキストに「たねポケモン」や「進化ポケモン」という文言があったときは、それらには該当しない点に注意しましょう。

 やっぱり、少しネガティブよりになってしまいましたね(^-^;

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