今回はポケモンのどうぐ以外のグッズについて考えていきたいと思います。ちなみに、今回の記事における「グッズ」は、ポケモンのどうぐ以外のグッズを意識して書いているので、ポケモンのどうぐには当てはまらないケースもありますこと、予めご了承下さい。

1.グッズの役割
 グッズもトレーナーズである以上、その役割は以前書いた「サポート」同様に、

 ①ポケモンの強化(回復も含む)
 ②特定のカードのサーチ(山札から手札に、トラッシュから山札・手札に)
 ③山札からカードを引く
 ④相手(手札、ポケモン)への妨害

 の4種類が考えられます(この分け方は、あくまで一例です)。

2.グッズの強み
 グッズには、

 「グッズは、自分の番に何枚でも使える。」

 というルールがあることなどから、「基本的に、手札にあるものはすべて使うことができる。」という、他のカードにはない強みがあると考えることができます。
 これは、他のトレーナーズと異なり、(1.)の①~④の効果を1回の番に重ねて使うことができるため、自身の作戦遂行と相手の妨害などを並行して行える可能性があります。

3.グッズの弱み
 (2.)で述べた通り、グッズは使用枚数に制限がないのですが、それ故に他のトレーナーズ(スタジアム・サポート)に比べて、一枚の持つ効果は控えめに設定されていることがほとんどです。そのため、他のトレーナーズと同じ(またはほぼ同等の)効果を得ようとすれば、たくさんの枚数を必要となることとなります。
 また、ポケモンのワザや特性などに「手札からグッズを出して使えない(いわゆる”グッズロック”)」という効果をもつものがあるため、デッキの運用をグッズに依存しすぎていると、デッキが機能不全に陥ることがあるので、注意が必要です。

4.グッズの優先度
 トレーナーズの役割は、(1.)で述べた分け方でもいいのですが、グッズ採用時の優先度を考える際には、

 ①自分のやりたいことを補助するもの(「ハイパーボール」、「エネルギー回収」など)
 ②相手の特定の行動に対処するもの(「きずぐすり」、「びっくりメガホン」など)

 という2種類に分けることで、次のような考え方をすることができます。
 それは、「相手が特定の行動をとらなければ、それに対応したカードは機能しない」というものです。極端な例になりますが、相手がダメージを与えてこなければ、「きずぐすり」は使えませんし、相手がポケモンのどうぐをつけなければ、「びっくりメガホン」は機能しません(いずれも例外はあります)。
 つまり、「上記の2種類のうち、②に関しては、①に比べて対戦時の機能の仕方にムラがある」と考えることができます。
 このことから、デッキ構築におけるグッズの優先度は、どちらかといえば①を重視したほうが、採用したカードに無駄が出にくい可能性があるといえるでしょう(まぁ、①に関しても、必要なカードが必要なタイミングで手札にきていれば不要といえば不要でしょうが…)。

5.結論
 ここまでの内容から、グッズについては、

 ①使いやすいが、効果の低さと”グッズロック”の2点を意識しておく必要がある。
 ②採用の際には、まず、自分のやりたいことを補助するカードから検討したほうが無難。

 ということがいえそうです。

コメント

りらお
2017年2月5日22:01

デッキ構築(戦略)シリーズ、毎回楽しみにしています。
残念ながら圧倒的に経験値が足りず咀嚼できていないのですが(苦笑)、レベルアップしていきたいと思います!

Kureha
2017年2月6日22:23

 りらおさん、コメントありがとうございます。
 もう少し明瞭な文にできればいいのですが、私の今の構成力ではこれが限界です(T_T)
 皆さんのお言葉を励みに、精進していきたいと思います(´▽`*)

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